航路〈上〉 (ヴィレッジブックス)

航路〈上〉 (ヴィレッジブックス)

 
航路〈下〉 (ヴィレッジブックス)

航路〈下〉 (ヴィレッジブックス)

和訳がしっくりこなかったのかそれなりには面白かったのですがいまいちピンときませんでした。こういうときに英語できればよかったなぁと心底感じてしまいます。まぁあっちの人の書いた本のジョークとか内容に違和感を感じてしまうことは多いような気がしますが。現在同作者の「ドゥームズディブック」を読んでいるのですが、こっちのほうはもっと古い本で和訳がメタメタ。とりあえず「アポカリプティック」みたいな直訳?はよして欲しかったです。これは訳してるというのでしょうか?
とまぁ話をもとに戻しますが、「航路」は後半(下巻の中盤以降)から一気に話が急加速して面白くなります。つうか2章の最後のそれは凄いことするなおい!といったことをやってくれます。そこでそうくるとは思いもしませんでしたよ。とりあえず「臨死体験」というキーワードにピンと来る人は読んでみるべし。もちろん最後はハッピーエンド?ですよ。
 
神は沈黙せず

神は沈黙せず

一気に読んでしまうくらい面白い。おかげでとても眠いわけですが。こっちは神様がどんなものなのかというのに一つの結論をだしています。まぁこういう展開もありだよなぁとか思ってしまいます。
作中の一番お気に入りのキャラは「加古沢」クンです。最近のキャラでいえばデスノートの「ライト」くん系。「決められたレールの上を進んでいるだけで満足する、そんな人間にはなりたくない」という考えを持っているのが好きです。常になにかを追い求めている。そこには善も悪も関係なく自分が正しいという思いだけが存在する。こんな風にはなれないが、こういう人は面白いと思う。もちろん思いっきり悪人なんですけどね。ただあっさりと彼を殺してしまったのはちょっと残念だったかな。真実を知らされたあとの彼がどうなるのかはちょっと気になりましたが。
とりあえずもっと早く読んどけばよかったと思います。色々と学ぶところがあったりなかったり。
 
 以上3点どくりょー。
 面白かったです。今度追記するかもです。特に「神は沈黙せず」は最高でした。まだ読んでいない人はすぐに読むこと。徹夜して読んでしまうくらい面白いですよー。